SONY 縦位置グリップ VG-C3EMレビュー(α9/α7R III/α7III用)

レビュー

縦位置グリップ、使ってますか?

縦位置グリップを装着する6つのメリットと、2つのデメリットの記事でもでもご紹介しておりますが、私は一眼を購入すれば必ずと言って良いほど〝縦位置グリップ〟を揃えるタイプです。

SONYのα9、α7シリーズはフルサイズセンサーを搭載したデジタル一眼でありながら、非常に小型・軽量なボディサイズが売りのカメラです。

そのため、わざわざ縦位置グリップを取り付けて大型させるのもな…と考えていたのですが、なんだかAmazonでとても安く販売されていたので勢いで購入してしまいました。

 

さて、開き直って縦位置グリップの魅力についてご説明していきます。縦位置グリップの存在意義については以下のような理由が挙げられると思ってます。

 

1.縦位置での安定性、操作性アップ

SONYの場合は製品名に〝縦位置グリップ〟と明記されているので当然ながら、縦位置構図で構えた撮影がとてもしやすくなります。

これは、縦位置用のグリップ部分とシャッターボタン、電子ダイヤルが備わっていることが最低限の条件です。

さらに、SONYの場合は横位置で構えた場合と同様にカメラの操作ができるように、各種ボタンが縦位置グリップ側にも完備されています。

 AFセレクターレバー、AF-ONボタン、AELボタン

 

シャッタボタン周りには、カスタマイズの可能なC1、C2ボタンも

 

これらのボタンは、カメラ本体側と同様のボタンカスタマイズ設定が反映されますので、縦位置でも全く遜色ない操作が可能となります。

唯一カメラ本体側にあるコントロールホイールにだけは親指を伸ばす必要がありますが、私の手のサイズ(おそらく標準サイズ)では距離的には大丈夫です。

 

2.バッテリーの持ちが良くなる

SONYの縦位置グリップは、カメラ本体のバッテリー室に接点を差し込むタイプです。そのため、バッテリーは縦位置グリップ側に2本差し込むことになります。

 

α9以降に採用されている「リチャージャブルバッテリーパックNP-FZ100」は従来機に採用されていたNP-FW50と比較して2.2倍の大容量バッテリーですが、これを2本挿入できるとなると安心ですね。

 

 

3.ホールド性が良くなる

SONY αシリーズはフルサイズセンサーを搭載した一眼としては、ボディサイズが非常に小さいためグリップを握った際に小指が余りやすいと言われています。

 

そういった悩みも解決してくれますし、横位置で構えている際にも縦位置グリップが手首の辺りに乗るようになり、非常に安定感が高まります。

 

4.大型レンズと組み合わせた時のバランス

100-400mmや、これから発売されるヨンニッパのように、重量級の望遠レンズを構える際には、グリップの大型化によるホールド性アップと、と重心のバランスが良くなるのも大きな魅力となるでしょう。

最近PENTAXのカメラを使う機会が多くて100-400mmを使うチャンスがないのですが、次回のブルーインパルスは動体撮影に強いSONY αシステムで狙いたいところ。

 

5.イカつくて格好良い

 

もう、最終的に購入時の後押しになってくる理由はこれですね。取り付けた時のなんかこう「凄い」感が好きです。

 

 

SONYは以前の一眼レフカメラシステムの頃から、非常に多機能で横位置撮影と遜色のない操作性を備えた縦位置グリップを提供していました。

その流れはミラーレス一眼システムとなった現在でも変わりません。

SONYのミラーレスシステムならではの高性能な「瞳AF」を活かしたポートレート撮影など、縦位置撮影を多用される方々には是非ともオススメのアイテムです。

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