一昨年に続いて、入間航空祭2018でブルーインパルスを撮ってきました。当時はNikon D500を使って一眼レフカメラ最高峰のAF性能を試しました。(レンズが純正ではなかったので、100%の実力は発揮できていなかったかもしれませんが)

当時の模様はこちら⇒青い衝撃“ブルーインパルス”に臨む!航空祭を撮るのに必要な「機材」と「心構え」

 

今年の撮影で用いるのは、ミラーレス一眼最高峰のAF性能を備えているであろうSONY α9です。ただ、今回はEマウントのフルサイズであるため、超望遠レンズが不足しています。

そのため、 FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GMに航空祭の前日に購入した2xテレコンバーターを装着して挑みました。最近はPENTAX機を使う頻度が高いので、α9は運動会くらいにしか挑んだことがなく、どこまで撮れるか…。

 

 

2400万画素のα9ですが、20コマ/秒の高速連写に身を任せているとさすがに無駄打ちが嵩みます。そのため、ブルーインパルス本番までのその他の機種の演技は、まぁそこそこに練習がてら撮影。

 

■テレコン2xで開放絞りF11となった場合の像面位相差AFは?


では、早速ブルーインパルスの実写です。(いずれもノートリミング)

 

FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS単体で撮影する場合に比較して、AFの最初の食付き、食いついた後の追従ともにやはり鈍くなります。ただ、撮れないというレベルではなくて、Nikon D500にTAMRONのSP150−600mm G2を装着したときのような、少し気を使ってやる必要があるレベル。

それよりも、大気の影響による解像力低下や、シャッタースピード不足による被写体ブレが気になります。

 

イマイチ画に緩さが感じられます。一昨年D500で撮影したときにも同じような感覚でした。超望遠域になると、大気の壁を思いっきり圧縮して撮影しているので致し方ないのかも。

ただ、F値変動タイプのズームレンズに2xのテレコンを付けているにも関わらず、変な色にじみなどは一切発生しないのがこの組み合わせのすごいところ。

 

RAW現像で引き締めてあげれば、なかなか見栄えのする写真になってくれます。立体的なスモークが良いですね。

 

 

ブルーインパルスは大空を一瞬で駆けていくので、太陽との位置関係によって空の色が大きく変わります。現像で輝度や色味を合わせようと試みても破綻させてしまいそうなので、本来のイメージをキープすることにしました。

 

SDカードはUHS-IIの128GBを使用していますが、SONYのダブルスロット機はメインスロットが「UHS-II」対応、サブスロットが「UHS-I」対応となっており、α9の強力な連写性能を活かすにはメインスロットの「UHS-II」便りとなります。

如何せん高いので、予備のUHS-II対応メモリーカードを持ち合わせておらず、ためらいがちに連写をすることになりました。そのため構図的にもう一歩な感じの写真になってしまい、やや無念が残ります。

 

急上昇してからのほぼ落下に近い急降下。面白い写真になりました。

 

 

 

綺麗に整列したブルーインパルスは凛々しいですね。

 

アンダー目の写真をRAW現像で持ち上げているので、青空に粒状感が目立ちます。ただ、この手の写真は「写っている」ことが重要かなと思いました。

 

こちらは4機で急上昇してからの…

 

急降下です。パイロットの方の感じるGはどれほどのものか…。ただ、観覧している我々からすると、とてもテンションが上がります。この辺りから同行していた前の職場の後輩は、「撮るよりも見てるほうが楽しいです」とか言ってました。笑

たしかに、超望遠レンズの狭い画角では一瞬のできごとすぎて、気を抜くとほんとに見失ってしまうリスクすらあります。

 

2機が超接近状態で背面飛行。これ、操縦桿の操作方向が上下逆?になるのかな??それとも視界の通りに操作すればいいから正位置なのかな?とにかく優れた“空間把握能力”が必要とされそうです。

超・方向音痴で地図さえ理解できないレベルの私には、きっと適正ゼロでしょう。

 

 

 

機体に太陽の光が反射して、立体感が出ています。いやぁ綺麗だなぁ…。

 

なかなか画になりづらいカットだったので、思いっきり明瞭度を上げて絵画的に。

 

5機がスモークを出しながら天高く昇っていきます。

 

このシーンを一昨年は思いっきり連写で押さえましたが、今年は撮りすぎてしまい残量を気にしてためらってしまいました…。来年は絶対予備の高速メディアを持っていこう…。

 

 

6機が至近距離に綺麗に整列し、横切っていきます。生まれてこのかた「フ~~~ッ」みたいなテンションの上がりかたはしたことがありませんが、何か言っちゃいそうな気分になります。笑

 

 

 

 

 

ここで残量を気にせず思いっき20コマ/秒連写ができれば…。それに高速で横切っていく場合にはシャッタスピードは思いっきり上げないとブレますね。ブルーインパルスは年に一回しか撮れないのでなかなか感覚が染み付きません。

WEB上で情報を調べても、あまり実践的なものは多くないんですよね…。(と言いながら、自分でも日記程度のものを書いてますが)

 

もう、撮り方がどうとか、構造がどうとかそういう次元のものじゃないんですよね…。

 

「ブルーインパルス、めちゃ格好良い」

これに尽きますね。あ、でも満足行く程度に撮影するためには、やっぱりAF性能と連写性能に優れたカメラと、AF駆動スピードの速めのレンズがあったほうが確実に良いです。

年一回のためにでも、頑張って機材をアップグレードすると幸せになれます。