フィルムメーカーの巧みな画作り。FUJIFILM Xシリーズで撮った子供写真

過去に撮った写真を見返しておりましたら、FUJIFILM Xシリーズの一眼で撮影した子供たちの写真が目にとまりました。人肌の再現性に長けていると言われるFUJIFILM機ですが、実際の写真でその辺りを振り返って見ようと思います。

FUJIFLM X-T1で撮影

光のニュアンスというか、とても良い雰囲気で写ります。いずれもJpeg撮って出しでフィルムシミュレーションは「PROVIA」です。XF35mm F1.4Rのボケ味が素晴らしいのも相まって、という感じですね。

ISO3200のカット

高感度での一枚。画像処理によっていノイズ感は綺麗に消えておりますが、変にのっぺりし過ぎないツヤを残した仕上がり。こういった戯れながらの撮影にはX-T1のチルト式の液晶が役立ちます。

 

ハイライトの美しさ、空気感からただの画像ではなく“写真”といった印象を感じさせてくれます。

当時はX-T1でしたので、動いている瞬間を収めるのはやや苦戦をしましたが、最新のモデルはAFも早く、動体追従AFもより精度を増しているのでまさに子供撮りには最適でしょう。

 

FUJIFILM X-Pro2で撮影

1600万画素台のX-T1から、2400万画素に高画素化となりました。その分衣服のディティールや立体感に違いが出てきます。

ただこれは好みとなりますが、例えば他メーカーのフラッグシップモデルであるNikon D5や、Canon EOS-1D X Mark II、SONYのα9といった「フルサイズ2000万画素機」の鑑賞サイズでの破綻なき落ち着いた画作りと、同じく各社の高画素モデルにみられる「とにかくよくディティールが写っている」といった指向性の違いのようなものであると考えています。

APS-C機においても1600万画素と2400万画素の仕上がりには、変化を感じられるほどの差があります。

 

X-Pro2ではX-T1と比較してAF性能が大幅に向上しておりますので、運動会の競技中の動きもしっかり撮れます。ゼッケンが隠れたカットがほとんどなかったため半端なタイミングの写真の掲載となってしまいましたが、同じ日にNikon D500で撮影した下の写真を見ると、D500の写真の“パサつき”が気になってしまいます。笑

 

Nikon D500のカット

どちらかと言うとこちらのNikonの画作りの方が見慣れているはずなんですが…。FUJIFILMの画作りの完成度の高さを見てしまうと物足りなく感じてしまうのです。

 

家族の団欒を切り取るには、XF 23mm F1.4Rは良い選択肢です。広過ぎず、狭過ぎず。そして描写もどこか湿度感が感じられ、こういった高性能でありながらそこそこのサイズ感に収まる良いレンズが揃っっているところが、APS-C専用システムであるFUJIFILM Xシリーズの利点です。

 

 

 

ISO6400のカット

APS-Cサイズのセンサーのカメラとしてはまだまだかなりの高感度と言えるISO 6400で撮った一枚。階調表現に余裕はなくなってしまうものの、ノイズ感は少なく「使える高感度」と言えます。とは言え、FUJIFILM Xシリーズらしい空気感を活かした写真にするためには自然光の回る環境で撮るか、このように室内照明のみで明るさが不足するときはストロボをバウンスさせて補うといった配慮も必要です。

写真は光を写すものですからね。

 

子供撮りに“一番おすすめ”

子供を撮るにはFUJIFILM Xシリーズが圧倒的におすすめです。画作りの良さだけでなく、ミラーレス機だからこそ進化してきた機能として、“顔認識”を発展させた「瞳認識AF」もその理由の一つ。まだまだ俯いた時や真横を向いた時の制御に難はありますが、適度にフルタイムMF織り込んで撮影することでカバーできます。

カメラ自体が小型で子供と遊びながらでも取り回しが良いことも大きな利点です。私の娘たちもそうですが、フルサイズのデジタル一眼レフカメラを向けると顔を覆ってしまう年頃です。

日々の生活の中で自然な流れで撮影をするようなスタイルの方には、是非ともFUJIFILMのカメラを使って頂きたいです。

私も自分で撮った写真を振り返りながら、X-T1とX-Pro2それぞれの利点を兼ね備えた“X-T2”が欲しくてたまらなくなった次第です。

 

※X-T1は生産完了のため、後継モデルを掲載しております。