カメラとは“光”を写すもの

最近は高感度に強いとされるデジタルカメラが非常に普及しており、暗がりなど“どうしても撮れない”というほど難しい環境もかなり減ってきています。ただ、私が声を大にして言いたいのは写真を綺麗に撮るには“光が足りなければ補ってあげる”という考えも、まだまだ必要であるということ。

一般的に外付けのストロボ(スピードライト)が必須とされるシーンは「結婚式」、「スタジオ撮影」など限られた用途のみであるとお考えの方も多いかもしれません。

ですが、日常的に撮るような写真であっても「光を回すか」そうでないかで大きく撮影結果は異なります。

 

カメラの高感度性能に頼った写真

高感度性能に優れるとされているフルサイズデジタル一眼レフカメラ“Canon EOS 5D Mark IV”で撮影した、家の中でワンコを普通に撮影した日常風景です。

最近のデジタルカメラは低ノイズ、かつ解像力も維持されているため「結構使えるものだな」という感想は間違いではありません。

外付けのストロボをわざわざ取り出して準備する手間もいらず、そのうち人はこれで満足してしまうものです。

 

Canon スピードライト600EX II-RTを使用した写真

こちらCanonのストロボをクリップオンで使用し、天井にバウンスさせて光を回した写真。毛の一本一本の質感や艶が感じられ、目元にも光が回り生き生きと感じられます。(クリックして拡大するとわかりやすいです)

ほぼ同じ構図、明るさの写真ながら見返して頂くと先頭の写真は「もやっと感」が感じられますよね。

スピードライトを使用した写真の方は、“奥行き感”のようなものが感じれらると思います。作品として作り込んだわけではなく、さっと撮った写真であったとしてもこのような違いが生まれます。

私たちは写真で生計を立てているわけではなく、趣味の世界で生きています。だからこそこの“画質”に対する拘りを忘れてしまうと、どんどん妥協を重ねてしまうものです。

「なぜ良いカメラを買ったのか」「なぜ重いカメラをわざわざ選ぶのか」どなたも最初の入り口は“まだ見ぬ綺麗な写真を撮ってみたい”そんな欲求ではなかったでしょうか。

デジタル一眼を使っている皆さんの中でまだ「外付けストロボをお持ちでない方」、「持っているけど寝かしてしまっている方」はレンズを増やす前に、レンズを買い換える前に是非とも試してみてください。

高感度撮影を行うべきシーン

高感度で気軽に手持ち撮影ができるのは良いことで、それを否定する訳ではありません。高感度撮影を優先的に行うべきケースは[シャッタチャンス > 画質]と呼べるシーン。

これを意識して使い分けることが大事です。これを疎かにしてしまうと、手持ち・高感度設定にてラフに撮ってしまうことになります。せっかく持てる実力を全て引き出せば相当な高画質の写真を残せる機材をお持ちなのですから、被写体・状況に合わせて使い分けましょう。

ストロボを使用した写真色々

ブツ撮り

 

 

 

 

ブライダル

 

 

 

ポートレート

 

 

おすすめしたいのは大光量タイプのクリップオンストロボ

大事なシーンで光量不足に苛まれないよう、できれば各メーカーの最上位モデルをオススメします。価格的に手が出ないようでしたら、できるだけワイヤレス制御に対応したものを選んだ方が後々撮影のバリエーションが増えます。