FUJIFILM X-T4用に買ったレンズはこちら[XF35mmF1.4 R / VILTROX AF23mmF1.4 STM / XF50mmF2 R WR]

レビュー

本記事では、FUJIFILM X-T4を購入した際に最初に選んだレンズと、その後1週間で買い足したレンズについてご紹介していきます。

FUJIFILM XF35mmF1.4 R

FUJIFILMのXシリーズを使うのであれば、このレンズはマストだと思ってます。

正式名称:フジノンレンズ XF35mmF1.4 R
レンズ構成:6群8枚(非球面レンズ1枚)
焦点距離:f=35mm(35mm判換算:53mm相当)
画角:44.2°
最大口径比(開放絞り):F1.4
最小絞り:F16
絞り形式:[羽根枚数]7枚(円形絞り)/[ステップ段差]1/3ステップ(全22段)
撮影距離範囲:[標準]0.8m~∞/[マクロ]28cm~2m
最大撮影倍率:0.17倍
外形寸法:最大径×長さ:約ø65.0mm × 50.4mm
質量(本体のみ):約187g
フィルターサイズ:ø52mm

メーカーの仕様では、初期のカメラの仕様に合わせてマクロモード時と通常時の最短撮影距離を分けて表示していますが、その後旧機種でもFWアップデートでマクロモードへの切り替えは自動へ、その後の新製品では特に意識することなく最短撮影距離28cm〜∞までオートフォーカスでのピント合わせが行なえます。

この“最短撮影距離:28cm”というのがこのレンズの扱いやすさに繋がっているのは間違いないです。

オートフォーカスの遅さは、カメラボディの進化でどうにか問題ないレベルとなっている印象。ちょっと作動感がジーコジーコしてますけどね、かわいいものです。

X-T4への装着イメージ

〔クリックで大きく表示されます〕

実写のイメージは前回の記事をご覧ください。

FUJIFILM再デビュー X-T4で「クラシックネガ」にはまる
コロナウイルスによる直接的なダメージ以外にも、レジャーや仕事、あらゆるものが打撃を受けています。 消費の冷え込みは想像以上で、カメラ業界を愛する身としてはこの自粛期間中に発売された新製品が思うように売れていないのではないかと心配です。...

オートフォーカスの挙動が不安定で、作動音も出るので動画には不向きと見られがちですが、普通に使えます。
音声入れる場合は外部マイクを取り付けて音声レベルはしっかり調整するのを推奨します。

動画機能も充実したFUJIFILM X-T4
前回の記事↑では写真についてのお話をしましたが、今回は動画です。 在宅ワークも3ヶ月に突入し、で自宅にいる時間が増えたため子供の動画を一眼で撮影しまくっています。手元にあるSONY α7R IVも動画系の機能は充実しているため...

VILTROX AF23mmF1.4 STM

続いて購入したのは、サードパーティー製レンズ。

本当は純正のXF23mmF1.4 Rか、以前FUJIFILMでレンズを揃えたときに手を出さなかったXF23mmF2 R WRかで迷ったのですが、ふとネットでこのレンズの情報が飛び込んできました。

レビュー動画なんかもあるけど、いまいち背中は押されない…。笑 この「なんだか人とかぶらなそう」という理由で購入を決意しました。

もちろんそれだけではないですよ、「AFが純正XF23mmF1.4 Rよりも速い」「フィルター径が52mmとコンパクト、XF35mmF1.4 Rと可変NDフィルターの使い回しができる」「3万円台半ばと安い!」というのも大きな魅力です。

正式名称:VILTROX AF23mmF1.4 STM
フォーカス方式:オートフォーカス
フィルターサイズ:52mm
焦点距離:23mm
絞り:F1.4-F16
光学構造:10群11枚
絞りブレード:9枚
焦点距離:30cm(15.7 “)〜∞
EXIF情報:サポート
オートフォーカス:サポート(フォーカスピーキング+ PDAF)
オートアイリス:エレクトロニクス
画像安定化:カメラ内安定化をサポート
重量:260g(0.57LB)

たしかに評判通り、オートフォーカスは速いです。最短撮影距離が30cm、感覚的にはもう少し寄りたくなります。(XF35mmF1.4 Rが標準単焦点なのに寄れるせいですね)

描写は開放から問題なくシャープ。拡大すると色にじみが出ているのは少し気になりますが、値段を考えると十分です。

X-T4への装着イメージ

〔クリックで大きく表示されます〕

実写画像

〔PROVIA/プロビア〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 23mm
  • Aperture: ƒ/1.4
  • Shutter speed: 1/1600s
  • ISO: 160

〔PROVIA/プロビア〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 23mm
  • Aperture: ƒ/1.4
  • Shutter speed: 1/1600s
  • ISO: 160

〔CLASSIC Neg./クラシックネガ〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 23mm
  • Aperture: ƒ/1.4
  • Shutter speed: 1/1600s
  • ISO: 160

〔Classic Neg./クラシックネガ〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 23mm
  • Aperture: ƒ/1.4
  • Shutter speed: 1/32000s
  • ISO: 160

〔Classic Neg./クラシックネガ〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 23mm
  • Aperture: ƒ/1.4
  • Shutter speed: 1/125s
  • ISO: 1000

〔Classic Neg./クラシックネガ〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 23mm
  • Aperture: ƒ/1.4
  • Shutter speed: 1/80s
  • ISO: 800

〔Classic Neg./クラシックネガ〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 23mm
  • Aperture: ƒ/1.4
  • Shutter speed: 1/200s
  • ISO: 800

〔PROVIA/プロビア〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 23mm
  • Aperture: ƒ/1.4
  • Shutter speed: 1/200s
  • ISO: 800

FUJIFILM XF50mmF2 R WR

正式名称:フジノンレンズ XF50mmF2 R WR
レンズ構成:7群9枚(ED非球面レンズ 1枚)
焦点距離:f=50mm(35mm判換算:76mm相当)
画角 31.7°
最大口径比(開放絞り):F2
最小絞り:F16
絞り形式:[羽根枚数]9枚(円形絞り)/[ステップ段差]1/3ステップ(全19段)
撮影距離範囲:39cm – ∞
最大撮影倍率:0.15倍
外形寸法:最大径×長さ 約ø60.0mm x 59.4mm
質量(本体のみ):約200g
フィルターサイズ:ø46mm

主にX-ProシリーズのOVFに映り込まないように先細りなデザインとなっており、高速オートフォーカスと、防滴仕様(WR)が特徴のF2単焦点シリーズ。

23mm、35mmと他で揃えているので、消去法的にこのXF50mmF2 R WRをチョイス。以前FUJIFILMを使っていたときはこのポジションはXF56mmF1.2 Rでしたが、予算不足とあまり大きいレンズは気が進まなかったため。

最短撮影距離がXF56mmF1.2 Rの70cmに比べて、39cmとかなり寄れるのもポイントでした。

X-T4への装着イメージ

〔クリックで大きく表示されます〕

見た目はとびきり格好良いという感じでもないですが、中望遠レンズらしい深さを備えた円筒型のプラスチックフードを含めた見た目のまとまりは良いと思います。

実写画像

〔ASTIA/アスティア〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 50mm
  • Aperture: ƒ/2
  • Shutter speed: 1/200s
  • ISO: 250

〔ASTIA/アスティア〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 50mm
  • Aperture: ƒ/2
  • Shutter speed: 1/200s
  • ISO: 250

〔CLASSIC Neg./クラシックネガ〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 50mm
  • Aperture: ƒ/2
  • Shutter speed: 1/125s
  • ISO: 1000

〔CLASSIC Neg./クラシックネガ〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 50mm
  • Aperture: ƒ/2
  • Shutter speed: 1/160s
  • ISO: 640

〔CLASSIC Neg./クラシックネガ〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 50mm
  • Aperture: ƒ/2
  • Shutter speed: 1/160s
  • ISO: 640

寄れるのが良いですね。オートフォーカスも俊敏で子供撮影にはもってこいです。

〔PROVIA/プロビア〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 50mm
  • Aperture: ƒ/2
  • Shutter speed: 1/200s
  • ISO: 800

〔PROVIA/プロビア〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 50mm
  • Aperture: ƒ/2
  • Shutter speed: 1/200s
  • ISO: 800

〔PROVIA/プロビア〕

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 50mm
  • Aperture: ƒ/2
  • Shutter speed: 1/200s
  • ISO: 800

50mm F2(35mm判換算76mm相当)のボケ量のイメージ

APS-Cフォーマットで開放F2ということでボケ量がどんなものかというと、撮影距離次第でなだらかに大きくボケます。

あとボケが流れている感じがするときも

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 50mm
  • Aperture: ƒ/2
  • Shutter speed: 1/640s
  • ISO: 160

  • Camera: X-T4
  • Focal length: 50mm
  • Aperture: ƒ/2
  • Shutter speed: 1/640s
  • ISO: 160

そんな感じで、マウントを追加したら1週間足らずでレンズが3本揃ってしまいました。

本当はXF35mmF1.4 Rだけでも十分に楽しめるカメラだとは思っていたんですが、この12年でレンズを170本近く買い続けてきたこの私。我慢などできるはずがないのであった…。

まだ十分に試せていないので、引き続き撮って行こうと思います。早く外で使い込んでみたいものです。

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