惜しいレンズ SIGMA Art 24-35mm F2 DG HSM

レビュー

別の記事で紹介できればと思いますが、屋内でライティングを効かせたポートレート撮影の勉強を始めました。

モノブロックストロボを使用して撮影するのに、手持ちのNikon用のレンズで標準域のものがSIGMA Art 50mm F1.4 DG HSMか、AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VRしかなくて少し不便。

写り的にはArt 50mmで大満足だけどワンパターンになりそうですし、標準ズームは暗めでしかもF値がズーミングで変わもるタイプのものなのでますます不便。

実際は絞り込んで撮るとか工夫で何とかするんでしょうけど、ストレスから物欲に昇華してしまうのが怖いところ。

同じくSIGMA Art 35mm F1.4 DG HSMあたりがちょうど良いかなと思いつつも、Canonマウントで使ったことのあるレンズなのでちょっと抵抗が。

結局このレンズをチョイスしてしまいました。

SIGMA Art 24-35mm F2 DG HSM

レビューなど、情報があまりないのでほぼ勢いで手にしたこのレンズ。35mm判フルサイズ対応でF2通しのスーパーズーム。ただ24-35mmと倍率は非常に低い。しかしよく言われているように24mm、28mm、35mmのF2をまとめてしまったと思えば大したものです。

 

果たして描写は…


20160615-13615

お店の展示品で試した写真。なんだか単焦点の品位が感じられる気がします。

 

20160617-14033

想像通り周辺光量はかなり落ちる。ただ艶っぽい描写かつ、ピントが合った部分は開放F2の遠景にも関わらずシャープ。

 

20160616-13724

こちらも開放の写真。信じられないくらいシャープ。ガラスのガラス感がすごいです。

 

20160531-13405

こちらも開放で。もう開放でしか使っていません。周辺光量落ちが加わってか重厚感のあるボケ。

 

20160615-13456

手ぶれ補正なんてなくたって大きく重たいレンズなので構えが安定しているので無問題。

 

20160615-13550

 

描写性能は抜群に良いです。これは久しぶりにすごいレンズを捕まえたと感動しました。

ところがここまで中央部に被写体を置いた撮影ばかりしていたので、大きな落とし穴があることに気付きませんでした…。

なんとD810で使ってなぜか中央より右側の測距点を使うとAFが合わない、迷いっぱなし。一応D4Sで試してみてもやっぱり右側がダメ。そんなことあるんですね。やっぱり大口径ズームは設計に無理があるんですかね…。

大変恐縮ながらこのレンズは初期不良返品で手放しました。

写りは最高なんです。これから手に入れる方が良個体に巡り会えますように。

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